都市伝説、商品を使わせるためのNG情報
ネットは百鬼夜行、魑魅魍魎の世界
少しでも速く薄毛を治したい気持ちは、じゅうぶんわかります。
しかし、どんなに効果的な手当てをしても「髪は1ヶ月に約1cmしか伸びない」のです。
だから3~5ヶ月ほどで「ふさふさ」なんてことはありません。
もしそんな比較写真があるなら、それは「薄毛の改善」ではなく、円形脱毛症の写真か、それとも合成写真です。
だから、そんな写真を見て、惑わされないこと。
薄毛の手当を始めたら、すぐ効果が出始めることもありません。
まず弱っている組織が元に戻る、効く状態にするのに時間がかかり、長い人は「効く状態にまで戻す」のに3~4ヶ月もかかることもあります。
炎症など「頭皮に異常」があったり老化しているのに、育毛剤をつけるとすぐ効き始めるなんてことはありません。
第一、育毛剤は「毛根に直接働きかける効果」はあるが、「弱っている頭皮を保護したり回復させる機能はほとんどない」ため、効かないのです。
「AGA、薄毛にはこの育毛剤で驚くほどの効果」なんて宣伝に惑わされないこと。
薄毛になる原因はいろいろあり、その原因の6つ以上が組み合わさって薄毛になっているということは、人それぞれに原因の組み合わせが違うということで、したがって手当の方法も違うのです。
だから「あなたの薄毛、あなたのAGAに効く」手当、効く商品を選び、手当を組み立てなければ「効かない」のです。
右のグラフは「以前どこで薄毛の手当てをしていたか」を現わしています。
このグラフでは「育毛サロン」と「医薬品を使う病院」がほとんどおなじくらいの数字です。
しかし、この数字を分析すると「医薬品を使う育毛治療」で結果が出なかったため、他へいくケースが「育毛サロン」と同じくらいであること、医薬品の育毛剤でも薄毛の改善は難しいことを示しています。
これは「効果が認められた医薬品の育毛剤」でも薄毛の改善率は、それほど変わらないことを示しています。
つまり、薄毛の原因の組み合わせはいろいろなので、どれにも効くような育毛剤はない、限界があることを証明しています。
結論として「成分の効果に頼る育毛」ではなく、手当の効果による育毛が必要なこと。
「病名」で手当を選ぶのではなく、「現れている症状」に対応する手当、商品選びでなければならないことを示しています。
いちばん多いのはネットで検索して、いろいろな情報を仕入れ、じぶん流の育毛手当をする、商品を購入するケースですが、これもやはり「薄毛の改善に至らなかった」とネット間をさまよい歩く「ネットショッピング」の多いことを示しています。
ネットで有効な商品を探すより、カウンセラーを探し、質問して、経験が豊富な専門家の力を借りた方がいいのではと考えます。
気をつけたいのは「販売者」と「カウンセラー」の見分け方です。
販売者は「商品を売るためにカウンセリングをおこなう」が、カウンセラーは「症状を改善するためにカウンセリングをおこなう」ことです。
結果としてどちらも商品を販売するのですが、そこに決定的な違いがあります。
できたら、まずカウンセラーに「じぶんの症状」についてのアドバイスを聞いてください。
上の薄毛と下の薄毛は原因が違うので、手当の方法も違ってきます。
薄毛の原因は複雑で、いろいろな原因が絡み合って発症し進行しています。
だから、まず「じぶんの薄毛の原因」を専門家に調べてもらい、それに適した手当をすることをおすすめしています。
いまのスマホはカメラ並みのレンズを搭載しているので、スマホで自撮りした頭皮の写真をメールに貼り付けて送り、髪や頭皮の状態と聞き取りしたデータを元に薄毛の全体像を判別でき、初期手当を組み立て実践して頂いています。
それ以後の手当は、送られてくる画像から経過観察して、手当を微調整していきます。
このようにカウンセラーと連携して手当を続けることで、家でもじゅうぶんな結果を出すことが可能です。
薄毛を改善したいなら、最初からカウンセラーといっしょに手当をするほうが、時間も経済的にもお得です。