ある統計が理・美容師の現況をはっきり示しています。
◇理・美容学校が経営難、廃校が出始めています。
(生徒の応募がない)
◇若い人が希望する職種では理・美容師は下位から3番目。
(下位から2位はパート)
◇3Kの職種として理・美容師の資格を得ても「完全離職」する人が多い。
◇卒業し、勤務して1日でやめる人、1ヶ月以内でやめる人が多い。
◇法律で義務づけられている保険もない理・美容室か多い。
◇年収も他の業種より低い。
だから理・美容学校で勉強しようとする生徒もいなくなり、学校がつぶれているのです。 さらに人材難から優遇され、ますます理・美容師の技術力は低下していき、経営困難になっていきます。
安定して利益を確保している理・美容室は、たったの5%です。
多くの理・美容室はじり貧状態で廃業する店舗も多い。
経営がじり貧状態なのに働いているスタッフの収入だけがアップするはずがありません。
経営難で資金不足、じり貧であえいでいる経営者、少ない年収で店を転々としている理・美容師、店を替わる自信もない無気力スタッフ。
これでは意欲が上がるはずがありません。
将来が安定するはずもありません。
とくに男性の理・美容師は30才すぎての就職は困難で、独立もできないのが現状。
当社はたった4人の美容スタッフなのに年収が600万円以上の美容師が2人もいます。
他のスタッフも平均よりずっと上の収入を得ています。
会社組織で各種保険はきちんと加入しており、ボーナスも年2回の他に期末ボーナスも有り、年間150万円くらいもボーナスをもらっています。
料金の高いカリスマ美容師などではなく、ごく一般の50代の美容師です。ノルマなどありませんし、売上目標なども設定していません。
メニュー料金も普通の価格です。
でも売り上げは「月に300万円以上」もあります。
つまり美容師の平均の数倍の売り上げがあります。
お客様に取り入りうまく商品を買わせているなどの売上ではなく、けっして商品をお客様に売り込んだりしていません。
なのに売上を上げているのはなぜでしょうか。
勉強しだいでは誰でもどこの理・美容室でも売上を上げることはできます。
上記の人のように収入を増やすことはできるのです。
お客様は「ただ言われたことをマニュアル通りにやる理・美容師や理・美容室にうんざり」しています。 なので、低料金店へ年間7%もお客様が移っているのです。
いまは美容師とは言わないそうです。「スタイリスト」とか「ヘアアーティスト」と呼ぶそうです。
そう呼ばれたいなら、それだけの仕事をしていることをはっきりとお客様に認めてもらわなければならない筈です。
なのに「人材難だから、人手が欲しいから」持ち上げられています。
また自分たちは「技術者」だから口べたと逃げるし、職人とも呼んでいます。
あなたの技術を認めてくれる人は何人いらっしゃるのですか?
職人でもいろいろありますよ。
いわれたことをただする職人。いわれたことをシロウトの目からも他の職人よりはっきり差がつく仕事をする職人。
ふつうの仕事しかしてくれないならお客様は「料金の安い店、人」を選ぶのは当たり前です。
世の中は競争で成り立っており、普通の仕事しかしない、普通の売上しか上げられない理・美容師なら、普通の収入しか得られないのは当たり前のことです。
その考え方をしている限り、転職しても店を替わってもいいことなんてありません。
でも視点や発想を変えることでじゅうぶんな収入は得られるのです。
スタッフにはそのノウハウを勉強してもらっており、それを習得することでお客様にもよろこばれ、遠くからもお客様に来てもらえるようになるのです。