毛はキューティクルで覆われ、シャンプーやリンスの成分が進入しにくくなっています。
左の写真はキューティクルがはがれ気味になり、シャンプーなどの成分が進入しやすい状態になっています。
この状態だとブラシやシャンプー時の摩擦で容易にはがれてしまいます。
髪はつやが無くなり、乾燥して細くなり、すべり感も失われます。
この髪にカラーやパーマをすることで、ますます毛は傷み、中のアミノ酸は変性し堅く乾燥して弾力のない損傷毛となります。
頻繁にカラーやパーマを繰り返すたびに、キューティクルははがれていき写真のように毛は損傷していきます。
この状態だとシャンプーやリンスの成分が容易に浸透していきます。その成分と 髪の中のアミノ酸が結びついて「変性たんぱく」になります。
こうした状態は不可逆的(元には戻らない)で、いったん傷むと元には戻せません。
当店では、このような髪にもマトリックスを充填してある程度回復させてからカラーやパーマを施しています。
なので、損傷は少ないのです。
損傷の状態が進むと、毛の繊維が縦に裂けるようになります。
とくに毛の末端がひどく、枝毛状態になったり、ピンハネ状態になり、ヘアスタイルをまとめるのに苦労することになります。
東洋医学では「気が流れる」という表現で、ストレスなどで気を遣う人はすこしでも気を浪費しないよう、 こうした損傷毛は改善しておくことをおすすめしています。
また中に浸透したシャンプーなどの成分が汗などで溶け出して頭皮の刺激源となります。
その結果、頭皮を固くし、炎症の原因となるのです。
このように、薄毛が心配な人はやはり損傷毛を改善した方がいいのです。
育毛カラー、育毛パーマをすれば損傷毛もだいじょうぶ
育毛処理は頭皮を保護したり回復させる施術だけでなく、傷んだ髪を保護・補修する効果が大きいこともメリットになっています。
カラーやパーマ液による刺激は、頭皮だけでなく髪にも大きく影響します。キューティクルがはがれた損傷毛ほどその影響は大きい。
だから当店では、毛の太さ、毛の損傷度、毛質、カラーの頻度により「トリートメント剤や保護剤」を特別につくって使用しています。
これだと市販のトリートメントより的確な効果が得られます。