頭皮が赤い、部分的に赤い、赤っぽいと程度は違いますが、頭皮に炎症やうっ血のある薄毛・細毛が増えてきました。
炎症も急性か慢性化で手当が違うので、気をつけてほしい。
頭皮に炎症やうっ血があると血管が弱り、老廃物を処理するリンパ系の働きも低下しています。
このような状態で育毛剤を使っても効きません。
逆に頭皮を弱らせることになるので、気をつけましょう。
当方にはこのような相談やメールがたくさん来ています。
画像だけでは分かりにくいですが、炎症状態でも写真のようにいろいろあります。
毛孔一致性の炎症、丘疹状態の炎症、急性と慢性、うっ血部位と虚血部位の混在など、それぞれこまかく手当を替えることが改善につながります。
またこのような状態での抜け毛は広汎性脱毛が多く、アレルギー体質に多い「剥離」状態が見られる人も多くなってきました。
写真で見るように「頭皮が白いから」と安心してはいけません。
虚血性(血流が制限され循環しにくい状態)または「赤くなる力もないくらい弱っている」隠れた炎症もあるのです。
つまり育毛のカウンセラーは「皮膚医学」に準拠した判断が必要になるのです。
これを無視して「脂漏性」とか「男性型」などと説明している専門家が多いのは嘆かわしいことです。
改善前
改善後
写真右上のような炎症やうっ血のある頭皮は、血管の脆弱化、透過性の亢進、リンパ系の機能低下、細胞の角化、肥厚、 皮脂の亢進などが頭皮の育毛環境を悪くしています。
この状態で育毛剤を使ったり育毛手当をしても効かないばかりでなく、悪化の可能性が高い。
写真右のように、まず頭皮の異常を改善してから育毛手当をするほうが確実です。
また、改善の期間も短くて済みます。(経費の節約にもなります)
病院や育毛サロンで「脂漏性湿疹」とか「脂漏性」といわれた人は、再チェックをお勧めします。